
犬猫のフード切り替え方|急な変更の前に確認すること
新しいフードへ急いで切り替える前に、健康状態と食事の目的を確認する。
フードの切り替え方は、健康状態や食事の目的で変わる
新しいフードを試す時に、今の食事へ一度に置き換えてよいか迷うことがあります。WSAVA Global Nutrition Committeeの飼い主向けQ&Aでは、健康な犬猫でも新しい食事へはゆっくり移行する方法が案内され、病気のある動物ではより長い期間が必要になることがあるとしています。急な変更は嘔吐や下痢につながる場合があるため、変化を記録しながら進めることが大切です。
資料中には、数日かけて旧フードの割合を減らし、新フードの割合を増やす例もあります。ただし、これは一例で、すべての犬猫に当てはまる処方や予定ではありません。
療法食や治療中の食事は、変更前に獣医師へ確認する
検査や病気を理由にフードを勧められた場合は、商品を変える前に、処方した獣医師へ相談してください。変更の理由、必要な栄養、切り替えに使える期間は個々の状態で異なります。今の食事を自己判断で中断したり、サプリメントを同時に追加したりせず、代替が必要な時は具体的な商品や進め方を確認しましょう。
子犬・子猫、妊娠・授乳中、持病や薬がある犬猫、以前の食事変更で体調を崩したことがある場合も、一般的な切り替え例をそのまま当てはめず、獣医師に聞いてください。
切り替え中は、食べた量と体調を一緒にメモする
- 切り替えを始めた日と、旧・新フードの割合や量
- 実際に食べた量。残した時はどの程度か
- 便の状態、嘔吐、食欲や元気の変化
- おやつや薬など、同じ時期に変えたもの
犬では同じ器で少しずつ混ぜる方法が使える場合があり、WSAVAのQ&Aは、混ぜた食事を嫌がる猫には別の器で新しいフードを出す方法も紹介しています。食べない状態や嘔吐・下痢などの変化があれば、「慣れるまで続ける」と決めつけず、獣医師へ連絡してください。食べない猫の相談ポイントも別の記事でまとめています。
この記事の情報の範囲
紹介したWSAVA資料は、犬猫の栄養に関する国際的な専門家団体の一般向けQ&Aです。日本での個別診療、特定のフードの推奨、病気ごとの療法食の指示を示すものではありません。変更する理由が分からない時や体調の変化が出た時は、かかりつけの獣医師へ相談してください。
この記事の根拠と執筆情報
根拠・出典
読み方の補足:WSAVA Global Nutrition Committeeの飼い主向けQ&Aにある一般的な切り替え例を紹介しています。個別の療法食や診療計画を示すものではなく、病気のある犬猫や食事を処方された犬猫は、変更前に獣医師へ確認してください。
獣医師への相談
症状や飲水量・尿量・体重・食欲の急な変化、検査での指摘、投薬中、妊娠・授乳中、食事やサプリメントを変える場合は、開始・変更の前にかかりつけの獣医師へ相談してください。処方薬や療法食を自己判断で中断・変更しないでください。
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