通巻 077 号 2026.10.19

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猫と犬の腎臓を守る、毎日の研究誌

柵のある静かな場所で、ロングリードをつけた犬が飼い主の方へ戻る説明用イラスト
生成した説明用イラストです。犬と人物は架空で、実在の飼い主・犬・訓練事例を示すものではありません。

2026.10.19 第077号 犬のしつけと安全 5分

犬の呼び戻しはどう教える?室内から安全な場所へ

「おいで」の練習は、戻ったら良いことがある経験から。

呼び戻しは「戻ったら良いことがある」を伝える練習

犬が呼びかけにすぐ反応しない理由は、周囲の刺激、練習した環境、体調などさまざまです。戻らないことだけで、わざと無視している、しつけに失敗したと決めつける必要はありません。まずは犬が落ち着きやすく、戻ってきたことをすぐ褒められる短い距離から始めます。

英国の動物福祉団体RSPCAは、犬を呼び、戻ったら食べ物やおもちゃで褒める段階的な練習を案内しています。これは一般的な練習例で、すべての犬に同じ方法が合うとは限りません。

Q. 家の中では、どう練習する?

犬がこちらを見ていて、呼びかけに応じやすい時に、家族で決めた短い合図を一度使います。最初は数歩の距離にして、犬が来たらすぐに声で褒め、犬が普段から楽しめる遊びや食べ物を使う場合は、その子に適したものを渡します。食物アレルギーや療法食などがある時は、食べ物をごほうびに使う前に獣医師へ相談してください。

何度かできたら、部屋を変えたり、距離を少しずつ伸ばしたりします。犬が来られないほど離れている、遊びや音に夢中で反応できない時は、合図を繰り返すより距離や刺激を下げて、成功しやすい状況に戻します。

Q. 戻ってきた後に、リードをつけてもいい?

呼び戻しのたびに楽しい時間が終わると、犬が戻るのをためらうことがあります。戻った後に褒めてから、また短く遊ぶ、周囲を嗅ぐ時間を続けるなど、呼ばれることが毎回「すぐ帰宅」を意味しないようにする方法もあります。

戻った犬を叱るのは避けましょう。呼びかけてから戻るまでに時間がかかった場合でも、戻ってきた行動を落ち着いて褒めます。その後で環境を見直し、次はもっと近い距離や静かな場所で練習します。リードを引っ張る練習とは目的が異なるため、散歩中にリードが張る時の対応は[犬が散歩でリードを引っ張る時の練習](/journal/dog-loose-leash-walk/)も参考にしてください。

外で練習する時は、飛び出しを防げる場所を選ぶ

室内や囲いのある場所で安定してできるまでは、道路や出入口の近くでリードを外して試さないでください。屋外で練習する時も、柵のある安全な場所を選び、ロングリードなどで犬が自由に走り出さないようにします。長いリードは周囲の人や犬、木や遊具に絡まないかを見ながら、大人が安全に扱える時だけ使います。

車や自転車、人・犬が近づいている時、犬が怖がっている時は呼び戻しの練習を中断し、距離を取って安全を優先します。呼び戻しができるようになったことは、どこでもノーリードにしてよいという意味ではありません。散歩の方法や地域のルール、安全な囲いの有無を確認してください。

急に反応が変わった時や、安全に練習できない時

以前は反応していたのに急に呼びかけへ反応しなくなった、歩き方や食欲にも変化がある、触られるのを嫌がるなど、ほかの変化が見られる場合は、訓練だけで解決しようとせず動物病院へ相談してください。行動面の練習が難しい時は、罰や強い制止に頼らない方法を扱う専門家に相談する選択肢もあります。

まとめ

呼び戻しは、犬が戻ってこられる距離から始め、来た直後に褒める練習です。家の中で段階を踏み、屋外では囲いとロングリードなどで飛び出しを防ぎます。戻るのが遅くても叱らず、環境を調整してください。急な行動変化や体調の心配がある時は、獣医師へ相談しましょう。

この記事の根拠と執筆情報

執筆・発行
JIN活研究所
公開日
2026-10-19
更新日
2026-10-19

根拠・出典

読み方の補足:RSPCAの英国向け呼び戻し練習を参考に、近い距離から褒めて段階的に練習する一般情報を整理しています。日本国内のノーリード可否や個別の行動評価を示すものではなく、安全な場所・リードの使用を優先してください。

獣医師への相談

症状や飲水量・尿量・体重・食欲の急な変化、検査での指摘、投薬中、妊娠・授乳中、食事やサプリメントを変える場合は、開始・変更の前にかかりつけの獣医師へ相談してください。処方薬や療法食を自己判断で中断・変更しないでください。

関連ページ:犬が散歩でリードを引っ張る時の練習 ・ ほかの犬に反応する散歩で距離を取る方法

本記事は一般的な情報提供を目的としています。症状がある場合や食事・投薬を変更する場合は、かかりつけの獣医師へご相談ください。

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