
犬が散歩でリードを引っ張る時は?ゆるんだ瞬間を教える練習
引っ張る理由を決めつけず、落ち着いて歩けた瞬間を伝える。
引っ張りを叱る前に、散歩の安全を整える
犬が前へ進む、匂いを嗅ぐ、周囲を気にするなど、リードが張る場面はいろいろあります。見えている動きだけで、犬がわざと困らせている、しつけができていないと決めることはできません。まずは人や自転車が少なく、犬も飼い主も落ち着ける場所を選びます。
英国の動物福祉団体RSPCAは、リードを引かずに歩けた時を褒め、リードが張った時はいったん止まり、犬が注意を向けて近づいたら褒めて再開する練習を紹介しています。海外の一般向け案内であり、個々の犬の健康状態や行動を評価するものではありません。
Q. リードが張ったら、どうすればいい?
人や犬、車の接近がなく、その場で止まっても安全なら、リードを強く引き返さずに立ち止まります。犬が飼い主の方を見たり、近くへ戻ったりしてリードがゆるんだ瞬間に、声で褒めてから歩き出します。前へ進むこと自体が犬の楽しみになっている場合は、ゆるんだリードで進めたことを、その場のごほうびとして使う方法もあります。
周囲が混雑している、犬が怖がっている、飼い主が安全に支えられない場合は、練習を続けず、道を変えるなどして距離を取りましょう。リードを手や体に巻きつけたり、急に引いて制止したりするのは避け、安全な持ち方を優先してください。
Q. 外では練習に集中できない時は?
刺激の少ない場所で数歩だけ行い、リードがゆるんで歩けたら褒めます。落ち着いてできるようになってから、少しずつ場所や距離を変えます。毎回長い散歩を練習にする必要はありません。短い練習を切り上げ、犬が安全に匂いを嗅いだり休んだりできる時間も確保します。
食べ物をごほうびに使う場合は、普段の食事やアレルギー、療法食などに配慮し、使えるものが分からない時は獣医師へ確認してください。ハーネスの大きさや装着方法が気になる場合は、[散歩前のハーネスのサイズ・装着チェック](/journal/dog-harness-fit-check/)も参考にできます。
何度試しても難しい、急に引っ張るようになった時は
以前と違う歩き方をする、触られるのを嫌がる、散歩を避けるなどの変化が急に出た場合は、練習だけで解決しようとせず動物病院へ相談してください。ほかの犬を見た時だけ強く引く・吠えるなど、特定の刺激が関係していそうな時は、[ほかの犬に反応する散歩で距離を取る方法](/journal/dog-walk-reactivity-distance/)も確認し、無理に近づけないようにします。
行動の相談をする場合は、いつ、どこで、どのくらいリードが張るかを安全な範囲で記録し、罰や強い制止に頼らない方法を相談できる専門家を探しましょう。犬に反応をわざと起こさせて撮影する必要はありません。
まとめ
リードが張った時は、まず周囲の安全を確認し、止まれる状況なら静かに待ちます。犬が注意を戻し、リードがゆるんで歩けた瞬間を褒め、短い練習から始めましょう。急な行動変化や体調の心配、散歩中のけがの危険がある場合は、獣医師や適切な行動の専門家へ相談してください。
この記事の根拠と執筆情報
根拠・出典
読み方の補足:RSPCAの英国向け案内にある、リードがゆるんだ時に褒め、張った時はいったん止まる練習を一般情報として紹介しています。個々の犬の健康状態・行動評価や日本の専門家資格の案内ではありません。急な変化や痛みが疑われる場合は獣医師へ相談してください。
獣医師への相談
症状や飲水量・尿量・体重・食欲の急な変化、検査での指摘、投薬中、妊娠・授乳中、食事やサプリメントを変える場合は、開始・変更の前にかかりつけの獣医師へ相談してください。処方薬や療法食を自己判断で中断・変更しないでください。