通巻 076 号 2026.10.18

東京・JIN活研究所

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猫と犬の腎臓を守る、毎日の研究誌

猫のそばで、飼い主が植物の種類を確かめている説明用イラスト
記事の説明用に生成したイラストです。植物は特定の種類を示さず、猫に安全であることを表すものではありません。人物と猫も架空です。

2026.10.18 第076号 誤食・家庭の環境 5分

猫がいる家の観葉植物はどう選ぶ?買う前に名前を確認

一般名だけでは特定しにくい植物を、家に迎える前に確認する。

「観葉植物」という名前だけで安全性を判断しない

植物を選ぶ時は、店頭の表示や鉢のラベルにある名前を確認します。流通名・通称だけでは同じ植物を指さない場合があり、品種や似た名前を飼い主だけで見分けるのは簡単ではありません。日本動物医療センターの案内では、猫に影響する植物の例を紹介し、ASPCAの植物リストも参考情報として挙げています。

ただし、どの資料も全ての植物や販売名を網羅する保証はありません。ASPCAのリストは米国の動物中毒情報をもとにした資料です。日本で流通する植物名や品種を一対一で対応づけられるとは限らないため、掲載が見つからないことだけで「安全」と判断しないでください。

Q. 植物を買う前に、何を確かめる?

購入前に、次の順で情報を集めます。

  • 商品札・鉢ラベルに書かれた名前を確認し、写真を残す。
  • 可能なら学名や品種名も販売店に尋ねる。通称だけで種類が確定しない時は、その点もメモする。
  • 動物病院など信頼できる獣医療情報で、猫との接触に注意が必要か確認する。
  • 種類を確認できない植物は、猫が触れたり落ちた葉を口にしたりできる場所へ置かない。

猫が高い棚へ上がる、葉をかじる、鉢を倒すことがある家庭では、置き場所だけに頼らず、植物を家に迎えるかどうかも含めて検討しましょう。猫に安全と紹介された植物であっても、食べる量や個体の状態によって体調を崩すことはあります。

Q. 猫が植物をかじったかもしれない時は?

食べたか分からない、植物の名前が分からない場合も、自己判断で吐かせたり、食べ物や薬を与えたりせず、動物病院へ連絡して指示を受けてください。連絡時には、気づいた時刻、猫の様子、植物の写真、商品札や鉢ラベルを伝えます。写真を撮るために受診や連絡を遅らせないでください。

特にユリなど、種類によっては猫に深刻な危険がある植物もあります。ユリに触れた、花粉や葉をなめた、花瓶の水を飲んだ可能性がある時は、症状を待たず動物病院へすぐ相談してください。詳しくは[JIN活研究所の「猫とユリの花」の記事](/journal/cat-lily-exposure/)に整理しています。食べた物の情報をまとめる方法は[犬猫が何かを食べたかもしれない時の準備](/journal/pet-goshoku-first-steps/)も参考になります。

まとめ

猫と暮らす家で植物を選ぶ時は、写真や通称だけで判断せず、店頭の表示や学名を確認し、信頼できる獣医療情報と照合します。資料に名前が見つからないことは、安全の証明ではありません。植物をかじった可能性がある場合は、自宅で処置せず、写真やラベルを用意して動物病院へ相談してください。

この記事の根拠と執筆情報

執筆・発行
JIN活研究所
公開日
2026-10-18
更新日
2026-10-18

根拠・出典

読み方の補足:日本動物医療センターの一般向け案内とASPCAの米国向け植物リストを照合し、購入前に植物名を確かめる方法を紹介しています。植物リストは網羅性や日本の全流通品種との対応を保証せず、未掲載を安全の根拠にできません。植物の誤食が疑われる場合は動物病院へ連絡してください。

獣医師への相談

症状や飲水量・尿量・体重・食欲の急な変化、検査での指摘、投薬中、妊娠・授乳中、食事やサプリメントを変える場合は、開始・変更の前にかかりつけの獣医師へ相談してください。処方薬や療法食を自己判断で中断・変更しないでください。

関連ページ:猫とユリの花・接触が疑われる時の相談 ・ 犬猫が何かを食べたかもしれない時の準備

本記事は一般的な情報提供を目的としています。症状がある場合や食事・投薬を変更する場合は、かかりつけの獣医師へご相談ください。

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