
犬猫のワクチンは全員同じではない 暮らしを伝えて相談する
接種の相談では、ワクチン手帳だけでなく暮らし方も伝えます。
ワクチンの相談は、暮らしの情報から始まる
犬猫のワクチンを調べると、「コア」「ノンコア」という言葉を見かけます。WSAVAの2024年ガイドラインでは、コアワクチンと、地域での病気の発生状況や個体の生活環境などを踏まえて選ぶノンコアワクチンを区別しています。
この分類は、インターネット上で自分の家の接種表を決めるためのものではありません。屋外へ出るか、他の動物と接触するか、預け先や旅行の予定があるか、これまでの接種歴に不明点があるか。診察では、こうした情報が判断材料になります。
接種記録と、次の予定を一緒に確認する
ワクチン手帳や以前の診療明細を持参し、接種日、製品名、過去の体調変化など分かる範囲で共有します。記録が見当たらない場合も、自己判断で「未接種」と決めず、最後に受けた時期の見当を獣医師へ伝えてください。
ワクチンの種類や間隔は、年齢、健康状態、地域、生活上のリスクなどを考慮して決めます。WSAVAの国際的な指針は各国の制度や地域事情を個別に置き換えるものではありません。日本での接種については、かかりつけの動物病院に確認しましょう。
接種後に気になる変化があれば記録する
接種後に元気や食欲の変化、腫れ、嘔吐など気になる症状があった場合は、いつから、どの程度、どれくらい続いたかを記録し、次の接種相談で伝えます。重い症状や急変があれば、記録を待たず動物病院へ連絡してください。
大切なのは、接種を増やすことでも減らすことでもなく、その子に必要な予防について獣医師と共有し、記録を次回へつなげることです。
この記事の根拠と執筆情報
根拠・出典
読み方の補足:号日は2026年9月22日ですが、8号分を2026年9月25日にまとめて公開しました。ワクチンの種類・時期は地域、生活環境、既往歴などを踏まえて獣医師と決めてください。
獣医師への相談
症状や飲水量・尿量・体重・食欲の急な変化、検査での指摘、投薬中、妊娠・授乳中、食事やサプリメントを変える場合は、開始・変更の前にかかりつけの獣医師へ相談してください。処方薬や療法食を自己判断で中断・変更しないでください。