通巻 023 号 2026.09.28

東京・JIN活研究所

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猫と犬の腎臓を守る、毎日の研究誌

窓辺の水皿や爪とぎのある部屋で過ごす猫
写真はイメージです。実在の飼い主・症例・診療場面を示すものではありません。

2026.09.28 第023号 猫との暮らし 4分

猫の爪切りやブラッシングが苦手な時は?協力ケアの始め方

一度に終わらせず、猫が参加できる小さな段階を重ねる。

ケアを完了させるより、猫が落ち着いて参加できることを目標に

爪切りやブラッシングを始めると逃げる、体をこわばらせる。そんな時に、強く押さえて一度に済ませようとすると、次のケアも難しくなることがあります。FelineVMAは、猫が自分からケアに参加する「協力ケア」の考え方を紹介しています。猫が元気で痛みや強い恐怖がないことを前提に、獣医療の専門家と連携して進める方法です。

協力ケアは、嫌がる処置を我慢させる方法ではありません。猫が近づく、触れられる、体の一部を短く触られるなど、小さな段階に分け、落ち着いた反応を見ながら進めます。

道具を見せるだけ、触れるだけから試す

最初は爪切りやブラシを手に持って近くに置き、猫が自分から確かめられる距離で終えます。次に、好きなおやつや遊びなど猫が好むごほうびを使い、道具に近づいた時や、短く触れられた時にすぐ与える方法があります。

猫が落ち着いている時に、足先や背中へ一瞬だけ触れ、すぐに終わるところから始めてもよいでしょう。何度も同じ動きを求めず、体を引く、耳を伏せる、逃げようとするなどの反応が出たら、その日は中断します。ASPCAの爪のケア資料も、猫の反応を見ながら短く進め、嫌がる時に急がないことを勧めています。

ごほうびや進む速さは、猫ごとに変える

食べ物が好きな猫もいれば、遊びや声かけの方が落ち着く猫もいます。どのごほうびが合うか、どの程度の接触なら受け入れやすいかを観察し、その猫に合わせて段階を調整しましょう。毎回同じ日数で慣れるとは限りません。練習が進まなくても、無理に次の段階へ移る必要はありません。

ケアの目的が投薬、処置、痛みの確認などで、家庭で行う必要がある場合は、自己流で続ける前に動物病院へやり方を相談してください。猫が急に触られるのを嫌がるようになった時や、痛み・皮膚の異常が疑われる時も、練習で解決しようとせず獣医師へ相談しましょう。

獣医師への相談

FelineVMAは、協力ケアの進め方を獣医療の専門家と相談することを勧めています。痛みや体調の変化、強い恐怖がある場合は練習を止め、動物病院へ相談してください。歯のケアについて確認したい場合は、[歯みがきの前に確認したい口のサイン](/journal/hamigaki-no-mae-ni-kuchi-no-check/)もご覧ください。この記事は診療や処置の代わりではありません。

この記事の根拠と執筆情報

執筆・発行
JIN活研究所
公開日
2026-09-28
更新日
2026-09-28

根拠・出典

読み方の補足:協力ケアは診療や処置を家庭で代替する方法ではありません。痛みや恐怖がある時に練習を進めず、必要なケアは動物病院へ相談してください。

獣医師への相談

症状や飲水量・尿量・体重・食欲の急な変化、検査での指摘、投薬中、妊娠・授乳中、食事やサプリメントを変える場合は、開始・変更の前にかかりつけの獣医師へ相談してください。処方薬や療法食を自己判断で中断・変更しないでください。

関連ページ:歯みがきの前に確認したい口のサイン

本記事は一般的な情報提供を目的としています。症状がある場合や食事・投薬を変更する場合は、かかりつけの獣医師へご相談ください。

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